『GRINDっていうトリックが存在する前に、初めてコーピングを当て込もうと思った人がいるわけじゃん? その人って、なにを思って当て込みにいったのかな? だって、それが “気持いい” とか“カッコいい”ってことになったから、みんながそれを真似するようになって、いつの間にかトリックになったわけでしょ?』
これはスケートができない雨の日、友人の家でスケビを見てた時に、その友人が口にしたこと。 一緒に見ていた映像はpool skating。
そう、これはまさにトリックが生まれた瞬間! その人が誰だったのか、初の“ゴリッ!”っていうビューティフル・サウンドがf/sで奏でられたのか、あるいはb/sだったのか、またどこの街のどんな形状のプールだったのか...このへんは謎。 多分、永遠に。 同時多発的だった可能性も十分にある。 でも一つはっきりしてるのは、それまで世に存在しない“動き”だったにも関わらず、その人(達)の頭の中には少なからず、今“GRIND”と呼ばれているトリックのイメージがあって、そのイメージ通りに身体が動いた歴史的なその瞬間、GRIND特有の「持ち味」が表現されたはずだということ。
スケボーは乗ってるだけでも楽しいけど、トリックをする時の醍醐味は、そのトリックならではの「持ち味」を自分なりに感じとって、好き勝手に表現することじゃないだろうか?
例えば、OLLIEなら “浮遊感” だったり。 「地面から飛んじゃってるよ! 手使ってないのに板が足にくっ付いてきてる!オ〜、ファ〜ック!」って思うなら、それらしく“浮遊感” を。 「いや〜、こんなの余裕だね! 長年やってるからYo!」って思うなら、それらしく“浮遊感”を。 「オ〜、ジーザス!こんなに飛んじまったら、また俺のビッチとの約束時間に間に合わねーじゃん! あのビッチときたら全く口うるせーんだから...」って思うなら...それなりに。
好みのスケーターやスタイル、流行りなどの影響から「こういう風にやった方がいい」のような先入観に捕われずに、まずは、自分が感じた通りに身体を動かし、attitude(態度・姿勢・気取り)を注ぎ込めば、トリックの「持ち味」を自分ならではの感覚で体験することになるので、トリックの発明者と同じ気分を味わえるのでは!?
今ではトリックの数も数えきれないほど。 レベルも高く、オリジナル・トリックを自分で発明するなんて至難の技。でも自分の五感に忠実に滑ることならば、いつの時代でも、誰にだってできるはず!板に乗る度に発明者の気分を味わおう!
Be yourself!
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Date: 2008/11/19(水)
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