今回の地震がもたらした被害に対して、すでに様々な場所で多種多様の方法でたくさんの人々がそれぞれのアクションを起こしているようです。 FESNでは、http://fareastskatenetwork.com/new/の様なチャリティTシャツを企画したり、REAL SKATEBOARDSでは、http://www.actionsrealized.com/の様なチャリティデッキを企画したりもしているようです。
皆、かなり迅速な動きを見せていて、俺の周りの身近な所でもそれぞれ自分なりに何か出来る事はないかと動いている人もいる。 WHATEVER-SHOPにも以前このコーナーで紹介した日本をスケートボードで縦断したタカシがやって来て、ペットボトルで簡易に作ったハンドメイドの募金箱を置いてくれないかと持ってきてくれたりもした。 皆、とにかく自分の出来る範囲で何か出来る事はないかと必死に動いている。 その気持ちは俺も勿論同じなのだが、俺に出来る情報拡散というアクションの一つでもあるこのBLOGのアップも地震から数日経ち他の人と比べるとスピード感が無い様に思った人もいるだろうと思う。 だがそれは、理屈ばかりが先に来て行動が後手になってしまった分けではない。 いつものWHATEVERのコンセプトを前提に言うなら、結果や成果だけでなくプロセスや精神性などの感情も含めた“想い”も重要視する事が多い。 なのに今回は状況がそうはいかない。 いくら気持ちや感情が強く突き動かされたからと言って、理性を失った行動をとっていては場合によっては人命に関わったり、取り返しが付かない事に繋がる可能性もある。 あえて厳しく言うなら、支援をしたい側の気持ちや感情を基準に動いていては単なるエゴになってしまい偽善で終ってしまいかねない。 繰り返し言うが、通常時なら偽善であろうがなんであろうが、自分の心に正直にアクションを起こす事は否定されるべきではないのかも知れないが今回は状況が違う。 支援を受ける側が真に何を求めていて、真にどの様な行動が求められているかを理性的に把握した上で動かなくてはいけない。 まして俺は大阪にいるので、現場まで足を運び自分の手で直接ガレキを掘り起こしたりといった直接行動に移せるわけではない事は明白だ。 もしくは感情だけでその様な行動をとり現地に出向いてしまい、かえって現地の交通を麻痺させ緊急車両の移動の妨げになる可能性も十分にある。 それは決して大げさでなく、本当に人の生き死に直結する可能性も推測できる。 それら諸々の事を考えた上で俺にとってやはり重要なのは、理性的に判断した上で、真にソースの明確な情報なのか、もしくはマイナスを創出してしまいかねないソースの不明瞭な情報なのか、をしっかり精査、推敲した上での情報のインプットとその後、俺のフィルタを通したアウトプットだと考えた。 となると、その最初の段階で俺が理解した俺の出来る事の中に“スピード感”といった迅速さが求められる行動は含まっていない事を理解した。 そうすると、俺の出来るべき事は理性的な判断にもとずいた、俺個人の感情は取り除いた支援される側の人に直接有用的に関わるであろう情報拡散だと思う。 その考えの下、実はタカシからの募金箱の申し入れも一旦断り保留状態になっている。 というのも、いずれお金が最も必要になる事は明白だが、義捐金に関わる行動に対してのこの数日のタイムラグは恐らく大きな問題となるわけではないだろう。 それよりも、身の回りで義捐金を漠然と捉えてしまっている人に、その義捐金を預ける先がどこになるかによって、その中間管理コストが差し引きされてしまう場合と中間コストが差し引かれずに全額寄付が出来る場合に大きく変わったりする事を伝え知って貰う事により、先ほどから述べている支援される側の人達に届く一番必要であるお金の額面が変わる事を伝える事は有用的な動きに直結するはずだ。 そんな考えの下、俺はまだまだ無知な為、寄付と言う形だけでなく、経済活動の活発化を目指し納税という形を通し、国家予算と言う形で上手に割り振ってもらった方が無駄なく安心して任せる事が出来るのか、もしくはFESN等の様にTシャツ等の売り上げという形をとって寄付する等した方が効率が良いのか、またいずれにしても現実的に自身の生活状況に照らし合わせ現実的に可能なアクションなのか、などの判断も現在の所、把握できてい無い為に目に見えた行動にはうつせていませんが、先に述べたとおり行動が後手に回っているわけでない事を理解してもらえれば幸いです。 ですが、もし近い未来にTシャツと言う形にする事等になった時には協力お願いします。
それも一例として、ネットで情報収集していて他にも同じような考えを持っている人がいたので、無断ですが一部抜粋させてもらいます。
〜「でも・・悪意はなくても間違った情報も非常に多い
たとえば・・ 『地震が起こったら、必ず窓を開けてください。そして、家にいる人は、今、お風呂に水をためてください。まだ、電気が通じる人は、ご飯を炊いてください。 』
※地震が起きたら窓に近づかない。 窓ガラスが割れて怪我をするおそれがあります。 開けるなら『ドア』です。避難場所を確保してください。
※お風呂に水を溜めることはしないでください。 水は貴重。 全家庭が水を大量に使用すると火災現場や炊き出し等に使う水が不足します。
※一番危険なのは米を炊くことです。 もし、ガス漏れがあった場合、引火し爆発するおそれがあります。
少しでも何かの役にと 拡散 ってネットで流しますが その情報は本当に正しいと言えますか?
今、僕達には 何もしない勇気もまた必要なんじゃないですか?〜
(修正部分のソースも保障できる限りでは無いので安易な情報拡散に繋がらない様に気をつけて下さい)
まさに、ここに書かれている「何もしない勇気」も重要なのではないだろうか。 実際、俺は地震が起きてから今まで誰に言われるでもなく自身の判断で電話やネットの帯域を圧迫しない為にこちらからは現地の友人に一度も安否確認の連絡は取っていない。 感情的に安否を確認したい気持ちは平等のはずだが、その為に人命に繋がる緊急の連絡が出来難くなってしまってはまさに本末転倒だ。 また今回のFESNのTシャツの件を知り、その事で森田に急ぎの用事があり東京まで手短なら問題ないだろうと電話をかけたのだが、その時、森田は電話に出なかった。 が、その後、メールで連絡があり、やはり森田も電話を極力使わない様にしていたらしい。 本来ならいつもの文章の様にこの他にも具体例をたくさん述べ理解を深めて貰いたいのだが、これに関しては少しでもこのBLOGによって情報拡散のスピード感が上がり、悪意が無くともソースが明確でない情報をBLOGやツイッター等で上げてしまっていないかを友人等と相互確認しあい、もしそうなっているなら少しでもすぐにそれらの情報を削除、もしくはソースを確認、訂正しなおし、「何もしない勇気」も踏まえ、真に出来るべき事は何なのかを再度しっかり考え直ししっかりと行動して貰えればと思います。
俺個人としては、勿論、この様な文章だけでなく、「何もしない勇気」も踏まえそれでも「個人的に何か出来る事」を調べようとしましたが、やはり情報が錯綜していて何が本当に正しいかいまいち分からなかったというのが正直な所です。 この様な時はトップダウンで内閣府のサイト等からの情報が確実かとも思ったのですが、ざっと見た感じで俺には「個人レベルで出来る事」に関する有用的な情報を見つける事が出来ませんでした。(単なる俺の見落としの可能性もありますが) なので、民間のサイトでも良いので、ソースがおよそ明確なもので成り立っているであろう事を前提に、今、俺らに何か出来る事がまとめられているサイト等ご存知の方は、URL情報など教えて頂ければと思います。 宜しくお願いします。
後、個人的で申し訳ないですが、仙台のユウヤと岩手のイワちゃんは大丈夫との事らしいので、知人、友人は帯域に無駄な負担をかけない事を意識した上で伝え合って貰えればと思います。
(とにかく今回の文章は急ぎのアップを考えて精査、推敲出来ていません。意味が通じにくい様な誤字、脱字等あれば報告協力お願いします。またもしこの文章の中で有用的に活かせる部分があるなら、連絡は不必要ですので勝手に転用して下さい。)
whev.com 中村“チョッパー”泰一郎
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Date: 2011/03/16(水)
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