“安い”と言う事を勘違いしている人が多い。 これは俺個人の“思い”ではなく事実だろう。 どういうことかを説明する。 例えば、INFECTIONのDVDは500円で売っている。 これに対して、同じ業界、同じ程度の生産数量でつくったDVDなら、一般的な価格は2000円〜3000円くらいだ。 その状況下、目に見えないコストは省くとして、プレス代などの製作費用を支払っているハマジが、知人、友人に500円のINFECTION-DVDをプレゼントしたとする。 となると、貰った側としては「500円程度の“安い”DVDを頂いた。」と考えてしまう人も多いとおもう。 実はそうではない。 というのも、先程述べた様に同じ業界、同じ程度の生産数量だと生産コストは同じ。 あくまでもだが、仮に1本あたりの生産コストが200円だとしよう。 それをだいたい2,500円くらいで売っている同業他社の人がいるとして、この人は1本売れればその差額の2,300円の利益が出たとする。 と言う事は、アバウトな計算だが1本売れればそれに対して11人の人に無料でプレゼントしてもチャラになる。 それに対してハマジの場合はどうだろう。 かなりアバウトに計算すると、1本売って300円の利益しか出ない。 と言う事は、1本売れても1.5人にしかプレゼントできない希少価値があると言う事だ。 ザックリ計算で11人を1.5人で割ると、2500円のDVDをプレゼントしてもらうよりもさらに約7倍の競争率をくぐり抜けた価値がある事になる。 だがこのパラドクスに気がつかずに「2500円のDVDをプレゼントしてくれた人の方が気前が良く、たった500円の安いDVDにはあまり価値を感じない!!」と勘違いした考え方をしてしまっている人は世の中に多いのではないだろうか。 これはプレゼントしてもらった人に限らず、500円出して買ってくれた人も同じ。 まさに全く逆である。 500円だから安いのでは無く、500円だから本当は凄く価値がある物だという事。 まさに“PRICELESS(プライスレス)”。 英語を苦手な人が日本語に訳すと「値段が無い」=「価値ない物」と誤解するかもしれませんが、そうではなく「お金で価値を図れないほどの物事」。 価格という目に見えたレッテルに意味は無いのです。 一見このパラドックスは不思議に思うかもしれませんが、実は世の中そんな事だらけ。 もし俺が神様なら、世の中をもっと皮肉っぽくして、物とお金のやり取りも勿論、人々の物事の行為の瞬間瞬間にまるでスーパーかコンビニのレジの如く、その人の頭の上にその行為に対する本質的な金銭的対価を誰からも見える様に「チーン!!」と出るようにすると面白いのですが。
言っている意味が解らない人は、簡単に詐欺に騙される人の予備軍かもしれません。 是非、気をつけて下さい。
追記 INFECTION-DVDだけでなく、WHATEVERやWHEV.COMに絡む殆どの物事はそういう“PRICELESS”なコンセプトが前提になっています。
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Date: 2010/12/05(日)
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